横板に施す装飾。デザインを考える工程から含めると2〜3ヶ月あまりの時間が・・・。

ネック部分の装飾

Step1

紙に装飾をデザインし、そのラインを描きます。

次に、そのアウトラインを実際にネック部分に写します。

Step2

うすく写したラインを今度は線の流れを大事にしながら細密画に使用されるペンを使って、なぞっていきます。

この過程をかなり慎重に行うことが大切。ラインのながれをいい加減にすると最後まで影響します。

Step3

ペンでなぞったラインを今度は、面相筆をつかって描き重ねていき、アラベスク模様の線を太くしていきます。

左の画像で一応装飾としては出来上がり。この上にあとは丹念にニスを塗り重ねていきます。

いよいよ横板部分のミケランジェロの絵にとりかかります。

横板部分の装飾ーミケランジェロー「預言者イザヤ」

まずは「預言者イザヤ」のアウトラインを・・・。

 

よくコンナ面倒くさいことを、といわれますが絵を描くことは私にとってほとんど趣味の世界。

やってる本人は楽しくてしょうがない状態なのです。

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微妙な目の表情が実物とはちょっと違ってしまい、多少修正を加えましたが、これ以上ここにこだわり続けると、いわゆる“墓穴を掘る”状態になりかねないと悟り、これでよしとします。
横板部分の装飾ーミケランジェロー「天体の創造(太陽と月の創造)」  

 今回の装飾のなかで最も最初からたいへんだろうと感じていた部分。これが「天体の創造(太陽と月の創造)」の創造主の顔の部分。

左の「創造主」、ひたいと眉間の感じを可能な限り再現するために私としてはかなり神経を注ぎました。

たった2センチ四方程度の部分に何時間かかったのか・・・。

指し示す指先には陽光があたっている。

そしてその腕の立体感ある影。

 

ひげの部分を描きこむとなかなかいい感じになってきた・・・。

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この状態から次に衣の下部にかかりましたが、ひざ頭の部分は非常に神経を使いました。

ミケランジェロは解剖学も学んでおり、衣を透けて見えるひざの部分の骨格まで繊細に描いています。それを模写するのですから私も可能な限り、忠実に再現するようにと。

今回の横板部の装飾で最も時間をかけた部分は、上記画像の「創造主」の顔

とりわけ目を含む眉間の描き方、そしてとひざの部分。

けっしてごまかしのきかぬ最大の山場でした。

残すところはもう一方のひざの部分と両方の足首から先の部分、そして手。

左画像の右側の足の部分、実は私の所有している画集には鮮明には載ってありませんでしたので、自分の素足を観察しながら描いたものです。

よって、この部分に限っては模写ではなく、「私の足」を描いている事になります。

そして完成したのが下の画像となります